そこでお勧めするのが、
『72山のギアで本締め作業ができる
Pro-Autoギアレンチのメガネレンチとコンビネーションレンチのシリーズ※』です。
狭い場所での作業性の良さという点においては、メガネ部の外径や厚みの大きさに加えて本体の外観上のスリムさは当然の事ながら、ラチェットを比較する時にはギア数(歯数)というものがよく引き合いに出されます。
具体的に72山と24山を比較してみると 前者は360÷72で1ギアあたり5度(送り角度5度)後者は360÷24で1ギアあたり15度(送り角度15度)つまりハンドルの振り幅が制約されているような狭い場所でも作動角が小さく余裕を持って作業することが出来ます。ラチェットハンドルとソケットを組み合わせて使用するような場合には
エクステンションバーなどを利用することによって、使用条件のよいところまで迂回して使うこともできるわけですが、メガネやコンビの場合にはそういうわけにもいかず、振り幅が制限されているような場所での
作業性はギア数がカギとなるわけです。
また従来のラチェット式のメガネ部というものは、過重を掛けたときにトルク的に心配な点も多く、中には仮締め専用と明記しているものもあります。これに対してギアレンチのシリーズは確実な本締め作業を可能
にした点が非常に大きいと言えます。
ちなみに各サイズの最大過重は以下の通りです。
8ミリ 35ニュートンメーター(N・m)
10ミリ 71
11ミリ 81
12ミリ 91
13ミリ 115
14ミリ 158
17ミリ 267
19ミリ 323
例えば、一般的な普通ボルトの呼び径M8(六角部の対辺寸法12ミリ)ネジの標準締め付けトルク※は12.5 N・m、車両やエンジンによく使われている1.8系列のM8ボルトは22N・mですからトルク的にも十分余裕を持って本締め作業ができるわけです。
またこのギアレンチのシリーズには、フレックスタイプ(首振り)というものもあります。従来の表裏で(締めると緩める)操作するワンウェイタイプのラチェット式コンビは片側だけにオフセット角を付けることが出来なくすべてストレートな形状でした。このため場所によっては手が邪魔したり使えないところもありました。しかしフレックスギアレンチは、首振りのヒンジまでの長さを極力短く設計し、また180度無段階のフレックス機構によって、手狭な場所でも微妙にハンドルの角度をかえることができ、大幅に作業性が向上しています。
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