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| 図6 | 自動車を正面からみてストラット上部と下部ボールジョイントの中心を結ぶ直線が垂線に対して傾斜している角度を示します。
[図6] [ 角度は設計理念により4度から20度まであります ]
直進性を確保するため作られたもので単独では調整できません。S.A.Iがないとステアリングを切ってもスピンドルの高さが変化しない、S.A.Iがあるとステアリングを図のように左にきるとスピンドルの先端が下がり車体を持ち上げる方向に力が作用するようになり、FF車の場合、ステアリングホイールを元の位
置に復元する役目があります。 |
目的 |
キャンバー角をできるだけ少なくしながら自動車の重量
をタイヤの中心部に負担させるようにする。コーナーを曲がり終えた後、前輪を元の位 置に復元させる役目をします。特に、FF車の場合キャスター、スクラブ半径[
後述 スクラブ半径 ]での影響がすくな いのでS.A.Iで復元性を持たしております。FR車の場合はキャスター、スクラブ半径、S.A.Iの3つの要素でステアリングホイー
ルの復元性を持たしております。 |
症状 | 左右差があるとステアリングホイールの戻りに左右差がでます。
左右差があるとスクラブ半径が変わってステアリング流れの原因となります。 |
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