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| 自動車を正面
からみてストラット上部と下部ボージョイントの中心の延長線をタイヤの接地面 まで伸ばした点とタイヤの中心点までの距離を表わします。スクラブ半径の値の大小がタイヤの路面
に対する抵抗として働きます。 延長線の交点がタイヤの中心点より内側にある場合 ポジティブロールラジアス[+]と呼びます。[図9参照]
延長線の交点がタイヤの中心点より外側にある場合 ネガティブロールラジアス[−]と呼びます。[図10参照] | | | 図9 | スクラブ半径“0” | 図10 |
現在スクラブ半径を正確に測定する事はできないが地面
にチョークを塗りその上に前輪をのせてステアリングホイールを左右にいっぱいまわした後、ジャッキアップしてトレッド面 の痕跡を確認して痕跡の中心とタイヤトレッド面の中心との距離を測定すればわかります。[
図11、12、13参照 ] | | | | 図11 | 図12 | 図13 | FR車はポジティブロールラジアスで数値は大きい。
FF車はポジティブロールラジアスで数値は小さい。 |
目的 | FR車の場合、キャスター、S.A.Iスクラブ半径でステアリングホイールの復元性の働きの役目をします。ストラットの曲がり、アッパー取付位
置の狂い点検の役目もします。 |
症状 | 左右の違いはステアリング流れの原因になります。
左右オフセットの違うホイールを装着するとステアリング流れの原因になります。
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