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   |  | 自動車の幾何学的中心線と自動車の進行線[ 
自動車の進んでいく方向 ]との角度差を表わし ます。[ 図20参照 ]本来、ボディの中心線に対し進行線は等しくなければなりません。 
特にFF車にとっては生命的な要素です。後輪のトーが90%以上の影響力を持っています。 |  |   |   | 自動車の進行線  
[スラストライン]   |  |   | 図20 |  |   | 図21 |  | 車の進行線が幾何学的中心線 
より左側の場合[図21参照] スラスト角はマイナス[−]方向 
何度と呼びます。 | 車の進行線が幾何学的中心線 
より右側の場合[図21参照]スラスト角はプラス[+]方向 
何度と呼びます。  |  | 幾何学的中心 |  
 
 | 目的 |  | 自動車の走行に関し“真っ直ぐに走らせるという”最大の要素であります。 
ホイールアライメントの点検・調整を行なう上で最も大事な項目であります。 いいかえれば、スラスト角がゼロであれば自動車は真っ直ぐに走ります。[後輪トーの左右差がゼロの状態] 
調整においてこの角度は限りなくゼロに近づけなければなりません。  |  
 
 | 症状 |  | 自動車の中心線に対して左右のサスペンションが等しい角度で取り付けていないとスラスト 
角が生じ車はステアリング流れを起こします。 後輪のキャンバー左右差が大きい時または前輪のアライメントの不具合がある時でもスラス ト角が発生しステアリング流れを起こします。 |  
 
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